飲食店の売上目標、どう立てる? 続く目標と続かない目標の違い
なんとなくの目標は、なかったことになる
「今月は売上を上げよう」——多くのお店が、このくらいの感覚で月をスタートします。
でも、月末になると「結局どうだったんだっけ?」で終わってしまう。これは目標が悪いのではなく、数字になっていない目標だからです。
人は「頑張ろう」では動けません。「あと何を、どれだけ」が見えて、はじめて動けます。
まず「届きそうな数字」から逆算する
いきなり「過去最高を狙う」のはおすすめしません。続かないからです。
現実的なのは、直近3ヶ月の平均から少し上を狙うこと。
- 直近3ヶ月の平均売上が月¥420万
- そこから5%アップを狙う → 月¥441万
「5%」はスタッフにも説明しやすく、無理がありません。まずは届く目標で成功体験を作るのが、長続きのコツです。
月目標は「日割り」にして初めて意味が出る
月¥441万という目標を、月初に貼り出すだけでは何も変わりません。
これを1日あたりに割ると、急に現実的になります。
- 月¥441万 ÷ 営業26日 = 1日あたり約¥17万
こうすると、毎日の営業終わりに「今日は届いた/届かなかった」がその場でわかります。月末まで待たずに、軌道修正できるようになります。
さらに曜日のクセを反映して、「金土は¥25万、平日は¥14万」と曜日別に振り分けると精度が上がります(曜日別の考え方は曜日別の売上分析の記事でも触れています)。
週単位で「振り返り」を回す
毎日の数字は大事ですが、1日単位だと天気や偶然のブレが大きすぎます。
そこで週単位の出番です。
- 今週の目標: ¥110万
- 実績: ¥98万 → 達成率89%
1週間ごとに達成率を見れば、「今月はこのままだと厳しいから、来週は何かしよう」と早めに手が打てます。月末に気づくのとは大違いです。
複数店舗なら「店舗ごと」に分ける
複数のお店を持っているなら、全店合計の目標だけでは不十分です。
なぜなら、強い店の好調が弱い店の不調を隠してしまうから。合計だけ見ていると「全体では達成」で安心して、沈んでいる店に気づけません。
- A店: 目標¥250万 / 実績¥270万(達成)
- B店: 目標¥190万 / 実績¥160万(未達)
店舗ごとに目標と達成率を出して初めて、「B店に手を入れよう」という判断ができます。
目標は「見える場所」に置く
良い目標を立てても、月初に決めたきり誰も見なければ意味がありません。
大事なのは、毎日その達成率が自然に目に入る状態を作ること。
レジあとでは、月・週・店舗ごとの目標を設定すると、ダッシュボードに達成率が常に表示されます。毎日の入力をするだけで「今どのくらいの位置にいるか」がひと目でわかります。
まとめ
- 目標は「頑張ろう」ではなく数字にする。
- 直近3ヶ月平均から少し上(5%程度)の届く目標を。
- 月目標は日割りにして毎日チェックできる形に。
- 週単位で振り返り、早めに軌道修正する。
- 複数店舗は店舗ごとに。合計は不調を隠す。
- 目標は見える場所に置いてこそ機能する。
目標設定と達成率の表示は、毎日の数字を記録していれば自動で回せます。まずは無料でお試しください。